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バイノーラル、ダミーヘッド、KU100 の違い。収録方式で音の距離はどう変わるか

公開 2026/09/28 執筆: こえずかん編集部

収録方式は「どれだけ耳元に感じるか」を決める

同人音声の説明文には「バイノーラル」「ダミーヘッド」「KU100」といった言葉がよく出てきます。これらはすべて録音の方式を指していて、聴いたときに声がどれだけ耳元に、どの方向から聞こえるかに直結します。声優や台本と同じくらい、作品の体験を左右する要素です。

用語の整理

用語 意味 聴こえ方の目安
ステレオ 左右 2 本のマイクで録る一般的な方式 左右の広がりはあるが、耳元の距離感は弱い
バイノーラル 人の頭や耳の形を模した状態で録り、左右の耳に届く音の差を再現する方式の総称 声が耳の近くに定位し、前後や上下の動きも感じられる
ダミーヘッド バイノーラル録音に使う、人の頭部を模したマイク。略して「ダミヘ」 バイノーラルと同義で使われることが多い
KU100 ノイマン社のダミーヘッドマイクの製品名。業務用で高価 定位と質感の再現度が高く、説明文で明記されることが多い

DLsite のジャンルタグでは「バイノーラル/ダミヘ」というタグが付くことが多く、こえずかんでもこのタグで絞り込めます。

説明文のどこを見るか

作品ページの説明文に「KU100 収録」「ダミーヘッドマイク使用」といった記載があるかを確認します。記載がない作品は必ずしもステレオとは限りませんが、収録方式を明記している作品は、その点を作品の売りにしている場合が多いです。こえずかんの作品ページの「収録方式」欄は、この記載を機械的に読み取ったもので、記載がなければ「記載なし」と表示しています。

方式だけで決めなくてよい理由

同じ KU100 で録っても、声優と マイクの距離、動きの付け方、環境音の残し方で聴こえ方は大きく変わります。台本が会話中心の作品では、定位よりも声質と演技のほうが満足度を左右します。収録方式は「耳元の音を楽しみたいか」を判断する材料の一つとして見て、最終的には試聴で確かめるのが確実です。

聴く側で気をつけること